少し戻りますが、先日行われた
地域と学生が繋がるサミット
スタートしたのは昨年の9月でした。そこからテーマが決定したのが12月。
今回、この取り組みは授業の一環なんですが、1月末には振り返りが行われると言うことで、テーマが決まった時点で残り2ヶ月しかありませんでした。
高知工科大学のマネージメント学部
マーネジメントを学ぶ学部ではあるのですが、実際の現場をマネージメントする機会が少ないと言うことで、毎年現場にはいり、全てのプロセスを体験学習することを行っているそうです。
テーマを決めるまでに、3ヶ月 かかってしまっていることもあり、当初は『実現は難しいのでは?』という意識もあったと思います。
そこから1月24日までの輭に、何度も打ち合わせを重ね、彼らも本当に大変な経験であったり、厳しい意見を沢山もらいながら、着実に課題をこなしてきました。
この授業を任されている『いなかパイプ』の佐々倉レオさんや、司会とファシリテーターをお願いしてある、株式会社わらびのの畠中智子さんなど、沢山の方々のお力をお借りして、ワクワクドキドキのスタートでした。
今回集まって下さった県東部の、学校を使った施設は
米ヶ岡生活体験学校(奈半利町)
せせらぎの觶 小川・集落活動センターなかやま(安田町)
学校に泊まろう!みどりの時計台(大豊町)
汗見川ふれあいの觶「清流館」(本山町)
畑山創作の里(安芸市)
そして、ほっと平山。
さらに県内3大学
高知県立大
高知工科大学
と、地域活動などの取り組みや、これからの展望などを語ってくださいました。
会場には60人以上の関係者や学生などが集まり、様々な要望や問題などを話合った。
なかでもトークセッションでは、施設が学生に期待するモノは何か?
という問に、行動力や企画力などの意見がでた。
それに対して、学生からは自分たちが出来る事として
医療や農業、福祉などの専門的な働きかけや、県か大学の総学生数8,000人以上のマンパワーという答えが出された。
そもそも、今の県内の大学生は地域活動や、過疎などの問題にどの程度の関心があるのだろうか?
ワークショップの中で学生さんの意見に、
・ 地域にはどうやって入って良いのか分からない。
・ 誰に相談すれば良いのか??
等の意見が出た。
同じく施設や地域側からも
・ 大学生にどうやってアプローチをすればいいのか分からない。
・ 窓口がない。
といった意見があげられ
この間だけ見れば、相思相愛なのだけれど、お互い
なんかモジモジしている
感のある関係なのだと、現代社会の恋愛関係のようなもどかしさを感じた。
地域にはそれぞれ特性はあるにせよ、共通して人間関係の難しさや、閉鎖的な部分があるように感じる事も多々ある。
けれど、そんなことを言ってられない状況に田舎は置かれ始めている。
シャイでは何も生まれない
思うところもあるだろうが、せっかく田舎に目が向けられている今、これからの世代への価値観と、伝えなければいけない想いや伝統などを継承し、新しい視点や行動力などを吸収しなければ、衰退しかないと思います。
その為ににも、今回いただいこの機会と出会いを大切に育んでいきたいと、強く感じました。
このイベントを通して、彼らの成長スピードと、真面目に取り組む姿に心動かされた人間は多数おりました。
まだまだやれることは沢山ある。若者もしっかりと育っている。そんな想いを感じながら、これからの彼らの活躍にエールを贈りたいと思いました。
鈴田くん、岩戸くん、巧くん、和大くん、高石くん、遥ちゃん、本当にありがとうございました。